生きるのに飽きたスイカ

脳の容量が2メガしかないからメモ代わりに

塵の囚人

最近読んでいる小説の一節

 

木星土星、それに天王星海王星という4つの外惑星の重さを合わせると、太陽系の全部の惑星の重さの、実に99%になるんだよ。

つまり外惑星の大きさに比べると、地球なんてほとんど無視できるほど小さいんだ。

自分も、友達も、嫌いな奴も宇宙に無数にある銀河系の一つの中の、端っこの方にあるちっぽけな太陽系の、そのまたわずか1%以下の破片の上に住んでいる、ちりのような存在だということ。

そんな破片ひとつの上に生息して、戦ったりいがみ合ったりしているだけの存在。

我々は皆囚人であり、学校の勉強なんて、定期的に与えられる食事を他の囚人よりもほんの少し多くぶんどるためのに役立つに過ぎず、運動して体を鍛えたり健康に気を配ったりするのは、ただ徒刑場に引っ張られるその日をほんの少し先延ばしにするのに役立つだけである。

 

そう考えたら僕たちがしていることってなんなんだろうって思う。